昭和50年、ここ新潟県長岡市小国の地で創業した時の動機は、日本でも有数の豪雪地帯であっても、雪に閉ざされることなく、確かな製品を作り続けて、世界に向けて出荷出来るモノを作りたい。そのためには、たとえミクロン単位の小さなモノでも付加価値が高く、品質と精度が誇れるモノがいいだろうと発想し、電子機器部品などの小物精密部品のダイカスト鋳造を始めました。そして、他社には真似の出来ない、金型製作から鋳造、機械加工までの一貫生産がいいだろうと考えていました。

以来40年間、弊社はずっとこの地において、亜鉛ダイカストを中心に、金型製作から鋳造、機械加工までの一貫生産を続け、更には自動機製作までに至り、多くのクライアント様からの信頼を得て参りました。

2003年には同業他社に先駆けまして、ISO14001を取得し、さらに2007年にはISO9001も取得し、品質目標、環境目標を掲げ、二つの目標を一体として取り組んで参りました。　

これからもたゆまぬ研鑽と努力、けっして現状に甘んじることのない大胆な発想と技術への挑戦を続け、クライアント様が要求する確かなモノづくりを進めていきたいと考えています。弊社の社是は「勇進」、越後の地から全国に向けて勇ましく快進を続けた戦国の武将たちに習い、堂々と勇ましく、自信を持って、企業活動に取り組んで参りたいと考えています。

平安の昔から、この長岡市小国地域を支配していた小国氏の家紋は「ちぎり」。

ちぎりとは、織機に取り付ける糸巻きのことですが、「契り」の意味も込められています。NDCは、この地に拠点を構え40年。数多くのクライアント様と、確かな技術と精度の高さと、大胆な発想によるモノづくりの「契り」を交わしてきました。「ちぎり」は、弊社の企業理念でもあります。

土地の名前は「小国」でも、モノづくり「大国」ニッポンの一員と誇れるような企業にしていきたいと、社員一丸となって努力させていただいておりますので、今後ともよろしくご支援いただきますように心からお願い申し上げます。